室内楽コンクールOSAKAでは、来年4月2日シンフォニーホールで開催するファイナルに向けての予備動画審査が始まっております。

これまでにたくさんの方々がYouTubeをご覧いただき、さらに「高評価」をしてくださっております。この場をお借りして改めてお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

高評価は加点されるもの

本コンクールでは、新しい才能の発掘と、新しい聴衆の出会いの場を設けるという趣旨で開催しております。単に、「高評価」を競うコンクールではなく、あくまで高評価が加点されるというものです。

なので、「高評価」の多いコンテスタントから本選に出場が決定するものではありません。実行委員会の審査点と合わせた総合点での判断となります。

たくさんの方々に演奏を聴いてもらいたいという姿勢は大切だと考えております。今の時代、何もしなくても「いつか白馬の王子様がやってきてくれる」というのは、絶対に有り得ません。自分達で工夫して、宣伝して、ようやく聴いてくれる人が増えます。

音楽家として、演奏の技術も、聴衆への求心力のどちらも、各団体の実力だと考えております。

以前ブログでもお伝えしていますが、音楽をするという日々の活動の中でしかチャンスは生まれてこないし、チャンスは自分で掴むしかありません。

特に室内楽というジャンルで、これほど多くの方々に演奏を聴いていただける機会って、どれだけあったのでしょうか?若手演奏家が自身のYouTubeチャンネルで発信したとして、一体どれだけの再生回数があるのでしょうか?

是非とも、新しい才能と出会える機会としてコンクールを皆さんで盛り上げていければと考えております。

また、これまで、CDの台頭でレコードが売れなくなり、ネットの普及でCDが売れなくなりました。だからと言って、音楽が衰退しているようには思えません。(コロナでは大打撃を受けてしまいましたが…)

「音楽データ」として流布しているからこそ、生身の演奏家たちの演奏は、CDやYouTubeからの音響データにはない、「身体を通して空気の振動が伝わる」と確信しています。

来年、4月2日に行われるファイナルに出場する最高の演奏家を発掘できるよう、実行委員会として、最大限の努力をいたします。

はじめてのコンクールの主催で、不手際も多々あるかと思いますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。

2022.11.04【室内楽コンクールOSAKA】事務局

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