全てのお客さまが
審査員です。

2023年4月2日(日)14時開演
ザ・シンフォニーホールにご来場
もしくは配信チケットをお求めの
全てのお客さまが審査員です。

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2023年4月2日(日)
第1回「室内楽コンクールOSAKA」審査結果

第1位 QUINTET SOU/ピアノ五重奏
第2位 Quintet Azalea /クラリネット五重奏
第3位 muxio Saxophone duo /サックス二重奏

ファイナリスト決定!

2023年4月2日(日)14時よりザ・シンフォニーホールにて開催する本選のご案内と、
52団体のエントリーから選ばれたファイナリスト6団体をご紹介。

ザ・シンフォニーホールで開催

【室内楽コンクールOSAKA】は全て聴衆による審査で、ザ・シンフォニーホールで開催するコンクールです。開催概要の詳細はこちらからご覧ください。

全てのお客さまが審査員です。

当コンクールでは、高名な演奏家を審査員として招致することはなく、ホールでご鑑賞、またはライブ配信にてご観覧いただいたすべてのお客さまに審査を委ねます。投票権つきご観覧チケット(2000円)は、2022年12月1日より販売開始いたします。

主催者ご挨拶

2016年結成の「アストル・ピアソラ」専門木管四重奏団【『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ】バンドマスターであり、【CREMONALABO株式会社】代表取締役社長の久保田ひかりです。

2023年4月2日日曜日、なんと、あのザ・シンフォニーホールで、全てのお客さまが審査員(審査に高名な演奏家の招致はなし)の、若手演奏家の室内楽コンクールを開催することとなりました。

『クレモナ』はこの6年、誰に何を言われようと「室内楽で」「ピアソラ専門で」演奏活動を続けてまいりました。

ボランティアのような仕事から、誰も聴いていないような場所での演奏、女の子だから結婚したら解散?みたいな失礼なことから失礼なことまでたくさん言われたり、池田や曽根の駅前で勝手に路上ライブしたり、ポスティングしたり、正直言って黒歴史も多いけれど、この積み重ねがあったからこそ、今こうしてお客さまに恵まれ、応援していただける輪が広がりつつある、と考えています。

オーケストラに就職する?ピアノの先生になる?はたまた吹奏楽の指導者に?数少ない、想像できるくらいしかない僅かな演奏の仕事の中で、30歳を目の前にして周りを見てみると、音楽で飯を食っている演奏家の少なさ、音楽家として生き残っている同世代の少なさにぎょっとします。

しかもコロナの打撃は大きすぎて、わたしたち『クレモナ』も必死で腕を掻き足を掻き、なんとかして立ち回れた、というような状況となっております。

憧れの就職先であるオーケストラでさえ、補助金やらクラウドファンディングやらで資金集めをしないといけないような状況です。

こうなるとどうしても目の前の仕事の有無、に翻弄されがちなわたしたちの世代ですが、仕事の有無ではなく、応援して下さるお客さまの有無、そんなお客さまとの新しい出会いのきっかけの有無が何よりも大切だと、『クレモナ』は考えています。

今のままではどんどん演奏家が減り、お客さまが減り、クラシックの業界がどんどん小さく消滅していってしまう、と危惧しています。
そんな中で、もし、わたしたちのように温かいお客さまに恵まれる演奏家が増えたなら。クラシック業界が存続できる、10年後のクラシック・シーンを盛り上げることができるのではないでしょうか。

今回開催する『室内楽コンクールOSAKA』は、若手演奏家にとって大きなチャンスであり、お客さまにとって未来のクラシック・シーンに賭けられる場となります。
高名な審査員を招致するのではなく、全てのお客さまが審査員で、「10年後も応援したい演奏家」を選んでいただきたいのです。

しかも、場所は憧れのザ・シンフォニーホール。舞台が人を育てる、ということをわたしたちは実体験しました。憧れの場所であり、はじまりの場所である、シンフォニーホールで開催する意味、はわたしたち『クレモナ』が身をもって理解しています。

市場の独占ではなく、底上げを。
これが今令和の演奏家に求められていることなのだと思います。
このコンクールをきっかけに、数多くの「自立した演奏家」が新しい時代を切り拓くことができますように。
『クレモナ』と一緒に、クラシック業界の次の10年を作り上げましょう。

CREMONALABO株式会社
久保田ひかり
https://cremona-luke.com

『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ

『クレモナ』モダンタンゴ・ラボラトリ
―2016年結成。「アストル・ピアソラ」の遺志を継ぎ、クラシック音楽の「次の100年」へ繋げる、新しいスタイルの木管四重奏団。
国内唯一の「ピアソラ専門」の室内楽団であり、これまで50曲以上を手がけ、全ての楽譜を自分たちの手でオリジナルアレンジをし、暗譜で演奏をする。
対位法を駆使して新たな音響効果に挑戦し、クリアな音像とストイックな演奏スタイルは、他のアンサンブルの追随を許さない。
第10回横浜国際音楽コンクールアンサンブル部門室内楽一般の部第3位/第17・19回大阪国際音楽コンクール室内楽部門入賞/第23回ブルクハルト国際音楽コンクールアンサンブル部門歴代最高位
『となりの人間国宝さん』認定4453号/『関ジャニ∞のジャニ勉』にて「ええやん」認定
3枚目のアルバム『ブエノスアイレスの四季』がAmazonクラシックランキング新着部門第1位を獲得し、「レコード芸術」誌2021年4月号にて「特選盤」に選ばれる。
2021年9月、兵庫県立芸術文化センター主催「ワンコイン・コンサート」に出演、2022年3月ではザ・シンフォニーホールでの主催公演を開催、好評を博す。